ショートインパクト


今、シンジは人生最大の危機を感じていた。 シンジを取り囲むように、三つの視線が、激しく火花を散らしている。

「ちょっと、どういうことか説明しなさいよ!!」
「そうよ」
「説明も何もないでしょ!」

その火花散る視線の持ち主の3人、アスカ、レイ、マナは、シンジを囲む格好で、お互いににらみ合っていた。

「ねぇ・・・・お願いだから、みんな、止めてよ」

と、シンジが3人をなだめようとしたが、

「バカシンジは黙ってて!」
「碇君は口を出さないで」
「シンジはだまってて!」

と、3人一斉に言われたので、シンジは黙るしかなかった。
何故、この様な状況になったのか。まず、それを説明しよう。
シンジがマナを、海沿いの村の病院から連れ出して、自分の家に連れてきたことから、事の原因は始まる。


「ジャーン!!」
「うわっ!」

マナは、バスタオル一枚で、シンジの前に現れた。

「顔色が良くなったね」
「うん。だって、ゆでたてだもん」
「マナ・・・・バスタオルがとれそうだよ・・・?」
「見たい?」
「え!?」
「へ・へ・へ・へ・へ・へ・・・」

バサァッ!!

「うわぁっ!!」

と、そこまでは良かったのだが(本当にいいのか??)
その直後、アスカとレイに、その現場を目撃されてしまったのだ。


かくして、三角形の視線のぶつかり合いが出来た、と言うわけだ。

「あんた!あんな格好で、シンジに何しようとしてたのよっ!!」
「そうよ」
「別にいいじゃない!シンジは私のことを「好きだ」って言ってくれたのよ!?好きな人に自分の本当の姿を見せて、何がいけないって言うの!?」
「いけないものはいけないわよ!第一、あんた達、まだ中学生でしょ!?そんな事するなんて、しんじらんないっ!!!」
「そうよ」
「歳なんて関係ないでしょ!」
「第一、シンジ!!あんたが悪いのよ!こんなヤツに、口から出任せを言うなんて!!」
「私は碇君を信じてる・・・・・けど、碇君も悪いと思うわ」
「そんなこと無いよね!?シンジは、私のことが好きなのよね!?」

口論は一転、シンジに対しての問いかけ、いや、尋問に変わった。 もちろん、優柔不断のシンジがその3人の問いかけに答えられるはずもなく、口をつぐんだまま、一人硬直していた。

「どうなの!?シンジっ!!」
「碇君・・・・」
「シンジ、私のことが、好きなのよね!?」

その光景を、こっそりとのぞいている影が二つあった。

「シンジ君、モテモテじゃないか」
「そうね。でも、あれじゃシンジ君が可哀想だわ」
「いや、自分を争って、3人もの女の子が争っている。これほど男冥利に尽きるものはないだろ?」
「それは、あんただけよ・・・」
「俺には葛城だけさ」
「何いってんだか・・・・まったく、調子がいいわね」
「俺は本気だぜ」
「な・・・・」
「しかし、今のうちに止めないと、とんでもないことになるぞ?」
「いいじゃない。もう少し見てましょうよ。こういうものは、他人が口出しするもんじゃないわ」
「葛城・・・・」
「何?加持君」
「・・・・・楽しんでいるだろ・・・」
「ばれた?」
「・・・・・まったく・・・・・これじゃ、シンジ君が可哀想だよ・・」

そして、そんな二つの影には、みじんも気がつかない4人は、夜が更けるまで口論していた・・・

「誰か、助けてよぉ・・・・・」

 

End

 


後書き

いや、勢い余って書いてしまいました(^^; なんか、「書かずにはいられないっ!!」ってな、強迫観念に駆られまして(^^; しかし、もうちょっと、3人のセリフを書きたかったのですが、なにぶん、マナちゃんが怒ってる所なんて、見れませんでしたから、断念しました。 おいらは一応、パロディだと思っています。 普段はシリアスしか書けないのですがこれを見て、笑ってくれると嬉しいです。 しかし、なんかシンジ君がうらやましいやら、可哀想やら・・・・ いえ、うらやましいです(断言) なんとか、ま〜くさんに、マナちゃんのコーナーを作ってもらいたいですね。 その為なら、こんな物なら、いくらでも書きますから。 では、読んで下さったみなさま、ありがとうございました。


GIDAさん、本当にありがとうございました!!

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