私は霧島マナ。学校じゃ品行方正、成績優良、もち容姿端麗のパーフェクト美少女で、名を轟かせているの。
クラスメートからも、
「霧島さんて、すごいよね」
って、賞賛の嵐。
私は人から誉められると背中がぞくぞくっとする人なのよ。
だから、見栄を張っていただけ、中身はすっとぼけた、薄っぺらな人間だったの。
でも、そこに手強い相手が現れたの。高校の入学式に総代を取るはずだった私の地位を奪ったのは、碇シンジ。
そいつは成績優秀、スポーツ万能、人当たりが良く誰にでも優しい性格、中性的な美貌、おまけに父親は国連機関のトップというばりばりのサラブレッドなの。
私は、自分の地位を脅かすシンジが目障りで、地獄に突き落としてやろうと思ったわけ。
で、がんばって勉強しないで(したら宮沢になっちゃうじゃないの)、色仕掛けでたらし込もうとしたの。
一緒のクラス委員長になったのをいいことにシンジにびったりくっついて、色々ちょっかいをかけて、私の虜にし、めろめろになったところで、手酷く振るのよ。
だから、シンジから「何でこの高校に来たの」と聞かれたときも、思いっきりかっこいい答えを言ったの。もっとも本音だったけどね。
それ以来シンジは何気ない私の言動に頬を染めるようになったわ。これぞ仮面女の恐怖よ。
こうして、中間テストで私は首位に立ったけど、シンジは思い切り祝福してくれたの。
私が小細工をして、シンジを騙してたのに、シンジはあの人の心を虜にする笑顔で、
「やっぱり霧島さんはすごいや」
って。
そのとき悟ったの。見栄にこだわってたのは自分だけで、シンジは本物だって。
そして、シンジに惹かれていく自分を発見したの。
彼氏彼女の情事
written by つっくん
そうやって、自己嫌悪になって一人泣いた翌日、早く学校に来すぎたら、朝練前のシンジがいたの。
恥ずかしくて、逃げだそうとしたら、シンジに優しく捕まえられて
「覚えててね 僕は霧島さんを好きだから」
って言われちゃったの。('-'*)キャーキャー
だって、シンジったら凄くもてるのにみんな振っちゃうんだもん。もちろん私は喜んでOKしたわ。
まあ、ここが断って墓穴掘るどこかの女とは大違いね。
でもつきあい始めて分かったんだけど、シンジって完璧すぎるのは作ってたのね。
私と違って見栄なんかじゃなくて、悲しい家庭事情のために。
私とつきあってその隠れた自分が出てきたために、シンジは私から逃げようとしたわ。
でも、私が正面からぶつかったら話してくれた。母親を早く亡くしたこと。実の父親からは捨てられたも同然なこと。だから「自分がいらない子供」だと思って、必要とされるように一生懸命がんばったことなど。
でも、私と会ってその隠された自分が出てきて怖くなったんですって。そして親代わりに育ててくれた親戚の人(加持夫妻)が後ろ指さされないようにがんばったのに、外道なシンジの父親そっくりだったらどうしようと悩んだみたい。
私それを聞いて思ったの。ああ、私この人が好き。自分の好きなものを守りたくて、自分を傷つけてしまうこの人が。
そう思って、優しくキスしてあげたわ。シンジを守るのは私しかいないもの。
そして、シンジに言ったの。私も優等生の振りを止める。自分のために生きよう。自分を好きになるために。
こうして私たちは恋人として校内公認カレカノとなったの。
でも、邪魔する雑魚キャラはいっぱいいたわ。
まず、最初に出てきたのが、渚カヲル。なんと、男よ。信じられない。
ちゃっかり、シンジに近づいてきたのよ。それで聞いてみると、シンジと並ぶ1年2大美形ですって。
まあ、私もシンジの親友じゃ、しょうがないと思って仲良くしてやろうかと思ったら、
「男の間じゃ可愛いって評判だけど大したことないね」
ですって。
現役を退いたとはいえ、生きた虚栄心の固まりの私に対してなんたる侮辱。
戦自譲りのアイアン・クローで悶絶させて、私の下僕とさせたわ。
なんでも、シンジをいただくとか言って、ホントは、渚メリーランドを作る予定だったらしいの。
シンジをそんなハーレム計画に荷担させなくて良かったわ。
僕はカヲル君と話をしていただけなのにマナがカヲル君を勝手に倒したんじゃないか。
僕はシンジ君だけが欲しかったのに、女なんか興味ないよ。霧島君とは倒しあう運命なのか。
うっさいわね。渚、余計なこと言うとATフィールド食らわすわよ。
というわけで、邪魔者の渚もいなくなり、私とシンジは愛を深めあったの。
人気のない教室でシンジが私を抱きしめたとき、今日は下着がきれいで良かったなと思ったの。
でも、最初から教室ってワイルドじゃない。ま、いいかと思ったら。なんとキスだけ。
シンジって奥手なんだから。
もう私はいつでもOKなのに。
全然OK。アオカンで雨でも風でも大丈夫!
なのにね。
そうやって、デートしまくってたら、勉強がおろそかになっちゃったの。
いいなあ、僕もシンジ君とデートしたいなあ。 殺すわよ(-。-メ))
期末試験では首席二人が、3位と13位になっちゃったの。まあ、私はシンジと一緒にいられれば、成績なんてどうでも良かったのに、私たち生徒指導室に呼び出されたの。
呼び出したのは学年主任の冬月先生。そこで私たちはつきあいを止めろってネチネチ言われたの。
なんでも噂では、シンジのお母さんに横恋慕してたみたいで復讐って事みたい。
まあ、頭来たから反論したらそういう事言うなら親を呼び出すって言うのよ。
そうしたらシンジ真っ青になって。そうよね。親代わりに育ててくれた親戚に悪いと思ってるから。
私大好きなシンジがそれじゃ可哀想だし、かと言ってもちろん別れるのも嫌。
そこでオヤジ狩りを装って、冬月先生を夜道で襲撃。見事半身不随で退職。
これで、私たちを邪魔するとどうなるか思い知るがいいわ。
このような展開は、シナリオに無いぞ。(;>_<;)ビェェン
うるさいわね。じいさんは用済みよ。
そうやって、この問題も解決したし。解決っていうの? 言うの。シンジは黙ってて。
しばらくしたら、シンジが家に誰もいないからって誘うのよ。ウレピー
で、速攻で行ったら渚のバカヤローがいるじゃない。すぐさま簀巻きにして川に放り込んで、私はシンジの部屋に行ったの。
そしたら、シンジが僕がマナのことどれくらい好きか教えてあげようかといって私を押し倒したの。
('-'*)キャーキャー
私って感情の抑えが効かなくなるのって言って押し倒してキスしたのマナじゃないか。
うるさいわね。これが私の中の真実なの。シンジ、この拳にどっちがホントの真実か聞きたい?
聞きたくないです。(T^T)クゥー
というわけで、二度目のキスはディープキスで強くシンジの存在を感じたの。ところがシンジったら、のぼせちゃって倒れちゃって。これじゃ次が楽しめ無いじゃないの。
貞操の危機だった。猛獣の前では死んだ振りが一番。
シ〜ン〜ジ、一度彼岸のお花畑見てみる?綺麗って噂よ。じゃあ、黙ってなさいね。
こうして学校中公認の私たちに問題は全くないはずだった。ところがどっこい新たな敵が出た来たの。
つまり、私がシンジと仲がよいのは当然として、私の美貌に参った渚まで来ちゃうでしょ。だから、クラスの女の子達がやっかむのよ。
まあ、それはいいとしてもその中で根暗な奴がそれを利用しようとしたの。
僕はシンジ君と一緒にいたいだけで、霧島君には興味ないけど。
話の腰を折るとどうなるかまだわからないみたいね。ぼきぼき。
ええと、どこまで行ったっけ。そうそう根暗な奴ね。そいつはそこそこ優秀なんだけど、私にはかなわないの。そこでシンジと渚にかこつけて私をシカト作戦に追い込むのよ。その悪人の名は綾波レイ。
ね、いかにも悪党って感じでしょ。
この話はおかしいわ。大体、宮沢の役に適切なのは私。百歩譲ってもリナレイ。そもそも私はロングじゃないもの。
うるさいわね。ロンゲなんて赤毛猿しかいないじゃないの。大体根暗なあなたがどこが適切なの。
だって、宮沢の目は赤いわ。目が赤いのはこの綾波レイだけ。(ぽっ)
碇君、あなたを守るのは本編同様私だけなのよ。
戦自パイロットなんて、目は赤毛猿と同じ青じゃない。(くすくす)
そんな細かいとこ突っ込まないの。そんなこといったら泣きぼくろがあるのはマッドサイエンティストだけじゃない。あんなの出したらそれこそおかしいわ。
というわけで、一夜にして私はクラス中から無視されてしまったの。もちろんシンジは心配してくれたけどこういう事は自分で解決しなきゃね。綾波さんなんかに負けられないわ。
そして、このとき最大のピンチが訪れるの。
そう、シンジの幼なじみで、絶世の美少女、惣流・アスカ・ラングレーが私の前に立ちふさがったの。
この子は、クォーターで、プロボーション抜群、容姿端麗、成績優秀、その上お父様はデザイナーという山の手のお嬢様なんだけどへっぽこなのよ。
おまけに性格は凶暴だし。
一緒の高校だったんだけどスケボーで石垣に突っ込んで一晩埋まって翌日発見されたためにずっと入院してたの。それが退院して私に宣戦布告してきたのよ。いっそ死ねば良かったのに。
アンタバカ?シンジはアタシのモノなのよ。
後から来て色仕掛けで無理矢理シンジを洗脳しただけじゃないの、このスパイ野郎が。
それに性格だってアンタみたいにどす黒くないわよ。
アタシとシンジは昔からずっとつき合ってたんだから。
アタシが退院した以上さっさと別れなさいよ。
という具合で、自分がシンジに相手にされていないって自覚が全く無いのよ。
そこで私に攻撃を仕掛けてきたから適当にあしらっておいたわ。
でもシンジも罪な男ね。あれだけ可愛い女の子が好きなのに全然気づかないんだから。
で、アスカさんとバトルしていくうちに、アスカさんの友達と友達になったの。
マナノンと呼ばれるようになったのよ。
シーン。該当者は、ヒカリぐらいね。エヴァって女の子少ないもの。
後無理矢理出したって、後はマユミぐらいのモノじゃないの。
ちょっとそこで後ろ向いているのはマヤね。アンタ何でこんなとこいるのよ。
え?童顔だから数あわせで出された?アンタも不憫ね。
うるさいわね。4人にこだわること無いでしょ。
大体アスカさんが洞木さん以外友達いないから困るんじゃない。
ふん、友達だかSEXフレンドだか知らないけど、男二人としかつきあいがないアンタよりはましよ。
ムサシとケイタの悪口は言わないで。
け、なにがマナノンよ。ヒカリ達がそんなこと言う訳ないじゃない。
アンタは男に媚び売ってるのだけがお似合いよ。
(こくこく)それは同感だわ。碇君可哀想。私が碇君を仮面女から救ってあげる。
もう本当にしつこいわね。
こうしてシンジとの真実の愛を深めている私を妨害する勢力はあったけど、けなげに乗り切ったの。
クラスメートは綾波さんが悪の元凶と理解してくれて私と仲直りしたし、アスカさんは、私の写真を破るなんて酷い事したから、少しとっちめたの。
そして、鈍いシンジもやっとアスカさんがシンジを好きだと気づいて、優しく断ったの。
酷い。私何もしてないのに、悪者に仕立て上げたのあなたじゃないの。
おまけに「私が人を陥れるならもっとうまくやるなあ」ですって。実際に私を陥れた癖に。
そのうえ友達面して。
なにが少しよ。少しで人にN2爆弾落とす?ホントに怖い奴。
それ見てシンジ怯えてアタシのこと断っただけじゃない。
きっと、アタシが危害加えられるの心配で見てられなかったのね。
もうシンジ優しすぎるんだから。
何を言ってるんですか、あなた達。私が優しくなかったら、さっさと殺してるわよ。(-。-メ))
というわけで、こうしてアスカとレイという友達も加えて、私は颯爽と女の子デビューを果たしたわけ。
みんなで行ったカラオケ楽しかったわ。
どこが。アタシはアンタの超音波で吐き気がしたわ。
(こくこく)アニソン12時間耐久なんて信じられない。付き合わされた碇君可哀想。
僕、途中で寝ちゃったよ。
シンジ君、寝るなら僕の膝で眠りなよ。
カ、カヲル君 (*^。^*)
どてぼきぐしゃ
ところが、楽しい宴の後に悲しい事実が。なんとアスカのお父様が再婚するって言うの。
相手はアスカの精神崩壊した病院の医者でアスカを見舞っているうちに恋に落ちたんですって。
ばきっ、誰が精神崩壊よ。スケボーで石垣に激突しただけだろが。勝手に設定変えるな。
でも、お父様と二人きりで過ごしてたアスカは耐えられず私の家に家出したの。
優しいレイは私一人がアスカの面倒見るの大変って、もちろん付き合ってくれたわ。
私、拉致されたの。(T_T)
本当に細かいわね。この子は。(-_-メ;)テメ・・・
それで駄々をこねるアスカを説得するため、私は洞木さんを呼び出したの。結局、アスカは家に泊まることになったんだけど、洞木さんはアスカが片親で感情がずっと満たされていないって言ったの。
だから、それを自分で埋めて行かなきゃいけないって。
それで、私は理解したわ。なぜシンジがアスカを妹と思ったか。自分も親がいないシンジは心の底で同類だと思ったのね。
アンタバカ?シンジは私に惚れてるのよ。
で、結局アスカのお父様が新しいお母さんとなる人と来て、アスカは追い返しちゃったんだけど、寝床で悲しかったな。
「男なんてみんな嫌い。優しくするくせに最後はいつも他の女の人を選んじゃうんだもん」
っていうの。いつか、誰かが現れてアスカの心を満たしてくれればいいのに。
加持さ〜ん、シンジぃ なんで・・・ (-_-メ;)テメ・・・
あやうく、マナに洗脳されるとこだったわ。
何言ってるの映画だってシンジが最後に選ぶのはアタシ。
(ちっ、もう少しだったのに)
でも、結局新しいお兄さんがムサシといういい人で、カレーを作ってあげたアスカちゃんは、
「さあ、幸せになってみようか」
といって、新たな人生を築き始めるの。
ちょっと待て、マナ。僕を売ったな。しかも、もっとも凶暴な女に。
ムカッ。アンタねえ。用済みの男をアタシに押しつけるんじゃないわよ。
あら、他にロック野郎なんて、青葉さんしかいないけど。それでいいの。
ロンゲに用はねえ。
でしょ。だからこれで正解。
そして、シンジがインターハイから帰ってきたの。身長もぐっと伸びて男らしくなって。
もう最高!
で、デートしたけど、私どきどきしちゃっていたら、シンジったら、河原で私を無理矢理。
イヤーン、H。でもシンジなら許しちゃう。
誤解を招く表現は止めてよ。キスしただけだろ。
ホント、情けないわよね。もっと男ならがんばりなさいよ。
でも、シンジはまた、あの外道な父親にいじめられたところへ私が慰めに行ったの。
そしたら遂にシンジったら、キスしながら、胸を触って、お尻にタッチしてきたの。
ああ、やっと私も女になる日ね。
シンジ、胸ならアタシの方があるわよ。
はしたないわね。でもその時はペッティング止まりだったんだけど(ちっ)、
ある夏の日、私たちは遂に身も心も結ばれたの。
ここまで、3ヶ月。長かったわ。
私、3週間でOKだったのに。
でも、シンジ、苦しいことがあったら一人で悩まないで。
私がいつでも慰めてあげる。
心の悩みを打ち明けて。苦しみを吸い上げてあげる。
体の高ぶりを打ち明けて。唇で吸い上げてあげる。(キャ)
いつか、殺す。
でも、シンジったら、可愛いの。
私が他の男の子と話しているとすぐ暗い顔して。
もう、あんまりだから、学校でブラウスのボタンはずして胸の谷間に埋めてあげちゃった。
見つかると恥ずかしいから、学校では止めてよ。
こんなナイチチ女より、アタシの方がボリューム断然あるから、今度してあげる。
碇君、私と一つになりたい?
あなた達、全員殺すわよ。私とシンジの仲を邪魔すると。
こうして、シンジと私はいつまでも末永く情事をこなして楽しく暮らしました。
Fin
ネットを見て、有馬がシンジと言うのはいいけど、宮沢がアスカというのは絶対違うと思ったのが、この小説の始まりです。
宮沢の母性的な側面は絶対にマナだと。そして、へっぽこで可愛くてしかも男運がないつばさこそが、アスカだと思ったわけです。(僕はアスカ様命です)
で、これを書き始めたのですが、全然無茶苦茶になりましたね。ハシタナイ(-。-;)
つっくんさん、本当にありがとうございました!!
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